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自分の人生を生きる

私は5年前まで、夫のギャンブルの問題に悩み続けていました。出口の見えない苦しみから私を救ってくれたのが、GAFAでした。人生で1番辛かった時、勇気を出して一歩踏み出して良かったと、今は心から思います。

夫と結婚後、生活費の口座残高がなくなる、自宅に置いていた現金を勝手に使われるなど、金銭のトラブルが続きました。私は問題が起こる度に夫に反省させ、ルールを決め、金銭管理をし、生活のあらゆることを取り仕切るようになりました。私がしっかりしないと!という思いでした。

1年後、夫の借金が発覚。パチンコで負け、取り返そうとしたとのこと。ギャンブルで借金を作るという行動が全く理解できず、愕然とし、すぐに義実家へ相談。義母がその日のうちに肩代わりしました。夫も反省している、借金も無くなったからもう大丈夫、と自分に言い聞かせていましたが、そんな簡単に解決できる問題ではありませんでした。わずか3ヶ月後、2度目の借金。寝ている夫を叩き起こし、罵倒しました。義実家が肩代わりしたばかりで相談することも出来ず、自分で肩代わりをしました。その後も家庭内窃盗は続き、私や子供の通帳からもお金を引き出されるようになっていきました。

そして3度目の借金。ようやく、このまま肩代わりを続けても変わらない、違う方法を探さなくてはと思いました。疲れきった自分と、まだ何か解決策があるかもしれないと必死な自分がいて、頭の中は常に夫の問題のことで支配されていました。

私はギャンブル依存症について書籍やネットで調べ、行政の家族支援に行きました。その時、とある民間団体を紹介され、GAFAについて教えてもらいました。自助グループがどんな所か想像がつかず、家族同士が慰め合うだけだと思い込み、あまり気は進みませんでした。それでも不安な日々を過ごすことに耐えられず、参加してみることにしました。

ミーティングは他の仲間の話を聞き、自分の番が来たら話したいことを自由に話します。繰り返し参加すると、次第に皆同じ問題で悩み苦しんでいたこと、当事者に対して抱く感情など、心から共感できる事が増えていきました。また夫は病気であり、意思や家族の愛情ではギャンブルをやめることが出来ないということも、少しずつ受け入れられるように。常に夫への怒りや不安で頭の中がいっぱいだった私は、病気の理解と共に落ち着きを取り戻せるようになっていきました。

そして徐々に自分側の問題にも気付くようになっていきます。私は夫の問題を自分自身の問題のように置き換え、必死に解決しようとし、上手くいかないと夫のせいにしていました。これまで夫から相談された事はなく、全て私が先回りをして問題を取り上げていたため、夫が自分の問題と向き合う機会を先延ばしにさせてしまいました。疑いを晴らしたい、苦しみから逃れたい、そんな思いから取っていた行動が、結果として問題を大きくしていたのです。夫との関わり方も少しずつ改善していき、適度な距離感を持つこと、対等な関係でいることを大切にして過ごしています。 私はGAFAから、自分自身と向き合い、「今日一日」を生きるという生き方を学びました。自分の欠点と向き合うことは、時に苦しい気持ちにもなります。でも、自分や他者を傷付けていた過去の生き方には、もう戻りたくないと思います。自分の人生を誰かに重ねることをやめ、自分自身の人生を生きられるよう、これからも仲間の中で取り組んでいきたいです。